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2011年3月18日 (金)

勇気をいただいた。

大震災から1週間が経ちます。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方々には、衷心よりお悔み申し上げます。

1週間目を迎えた今日、というよりもさっきなんですが、消息の分からなかった身内の人が無事発見され、救助されたという電話が入りました。

秋田県潟上市昭和豊川は、ぼくが4歳まで里子に出されていたところで、当時、農家を営む藤原家には言葉では言い尽くせないほど、とてもお世話になったんですね。兄として慕った長男の秀男さん、そして千代子さんご夫妻には、今でも帰省するたびにお世話になっています。

今は秀男さんの長男の秀幸さんご夫婦と同居していますが、秀幸さんの奥さんである養子さんの実家が、このたび壊滅的な被害を受けた宮城県の女川でした。実家にはお母さんと弟さんが住んでいましたが、震災以来まったく消息がつかめなかったのです。

ようやく道路も開通のメドがたち、秀幸さんと弟の政春さんは車に救援用のさまざまな物資を積み込み、豊川から女川へと向かいました。

豊川村のご近所の方々は、おにぎりやお赤飯、飲料水などをたくさん用意してくれたと、千代子さんは涙ながらに語ってくれました。

きっと大丈夫・・・という希望はだれもが捨ててはいなかったけれど、でも1週間はあまりに長すぎます。女川に向かった兄弟の心中も、いかばかりだったことでしょう。

第一報は千代子さんから入りました。水浸しになった自宅の2階で、お母さんと養子さんの弟さんが見つかったそうです。食料も、電気も暖房もない中で。

もう胸が熱くなりました。本当によかった。でも犠牲になられた方々も、これまでにない人数に達してます。とても複雑な気持ちでやりきれない思いです。

避難所の様子も少しづつですが、報道されるようになりました。被災された方々が胸中を話すたびに涙してしまいます。そしてふと気がつきました。報道をみて、ぼくはいま被災された方々に逆に励まされているということを。

つらく厳しい避難所の生活。そんな中、ようやく届いたおにぎりや1個のパンに、「ありがたいです」と言って涙しながらいただいています。常に穏やかに、つらさを押し殺しながら今の境遇を受け止めて、みなさんは懸命に生きています。

2011年3月18日 | | コメント (17) | トラックバック (0)

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